『救うか殺すかしてくれ』では、感染拡大防止のため、全てのお客様に当日パンフレットをお配りすることは控えさせていただいております。
劇場での手書き貼り出し、およびQRコードでこちらのページに飛んでいただき、ご覧いただきます。
下記に演出の言葉を掲載いたします。
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出演者
西マサト:西マサト
夢ちゃん/後輩:重実紗果
同僚の男1:佐々木峻一
同僚の男2:大石英史
男1の彼女:福井菜月
カップルの女:海沼未羽
カップルの男:北川啓太
セクキャバ嬢/神様:浅野有紀
殺し屋:御厨亮
ご来場いただきましてありがとうございます。
本当にありがとうございます。
本当に感謝しています。
普通に生きているつもりでも、何故だか僕は疲れていて、
それは十代だったのが二十代になり、二十代だったのが三十代になり、
年齢を重ねたことから来る体力の低下でももちろんあるのだけど、
一方で、
なんにでも理由を求められることに嫌になっているのかもしれないな、と思った。
自慢じゃないけれど、
僕なんかはぐうたらな性質で、なあなあで済ませられることなら、なあなあで
済ませたいのだけれど、
それがなんだか許せられないように感じている。
僕だけですかね、そんな風に思っているのは。
理由を求められることによって、
理由を求める大きなものたちに支配されるようで、何より嫌だ。苦しい。息苦しい。
支配しようとするんだったら、
この苦しさをなんとかしてくれよ、と思う。
今回の作品は、
ずっと考えてなければいけないということから、
逃げたいと思って作りました。(他にもいろんな動機はありますが)
よくわからないという、
なにも考えてなかったという、
なにも考える必要がないという、
そういう浄さに行きたいと思って作りました。
僕的には作れたつもりです。
さあさあ、どうでしょうか。 --------------合田団地